社会活動
当山では、ご参詣の皆様の浄財の一部を、社会活動を通じて有効に活用させていただいております。
戦没者慰霊、遺骨調査収容活動
ソロモン諸島、ミャンマー、フィリピン、グァム島
先の大戦は、我が国始まって以来の未曾有の惨劇でありました。
310万人もの戦没者と犠牲者を出し、建国史上例を見ない災禍を蒙り、敗戦の憂き目に遭いました。
僧籍を得る志の一つに、国に殉じた英霊の供養をしたい、私にはそんな想いがありました。日々の務めにも慣れてきた平成二十(2008)年、単身で南太平洋最南端の激戦地であるソロモン諸島ガダルカナル島へ慰霊供養に行くことが叶いました。そこで目にしたのは、苔が生えた緑色のお骨でした。まさに「草生す屍」となって、六十有余年が経過していたのです。私はこのとき、僧侶としての人生を揺るがすほどの衝撃を受けました。
供養とはいかにあるべきか。経文の肝心とは何か。僧として人としてなし得る大切なものは何か。日々自問自答しつつ、いまだ密林奥地に人知れず横たわる英霊のため、ひいては檀信徒各家の大切な方々をご供養するための精進として、今後も活動を継続してまいりたく思います。
全国ソロモン会ウェブサイト:http://www.japan-solomon.com/
途上国村落との友好親善活動
・デリカフーズ株式会社 https://www.delica.co.jp/
・株式会社メモリアルアシスト https://www.memorial-a.com/
町の寺院の国際化
海外ではどんな地方の教会でも気軽に出入りできますが、日本の町の仏教寺院は観光名所になっておらず、海外からの観光客が気軽に訪れることができません。そこで当山では、町の寺院の国際化を目指し、インバウンド向けの旅行プランナーや専門のインストラクターと連携して、外国人を対象とした写経会、着物撮影会、英語による法話の会、短期留学生ホームステイ受け入れなどを行っております。名前の読みに漢字を当てて墨書したり、着物とおもちゃの脇差でサムライ気分を味わったり、新婚旅行の記念に和装で写真を撮ったり。
日本の仏教文化を肌で感じて楽しんでもらえる、そんな場を提供したいと考えています。
地元消防団活動
都内の消防団は消防署の補助的役割ではありますが、本格的な消防活動や救命活動の訓練が定期的に行われています。地域に密着する寺院として、一消防団員となり、日々の訓練や任務に取り組んでいます。
ほか、青少年教育活動、歳末助け合い運動、赤い羽根共同募金など